フィット センターハブナットの緩みによるカン コンという異音

12月に入って寒くなってきた頃からか、車を運転しようとセレクターをパーキングからドライブやリバースに入れると1-2秒後にカンとかコンという異音が左フロント部から出るようになりました。そして次第にブレーキング直後のアクセルペダルを踏んだ時にも打音が出るようになり、さらにアクセルを抜いた時にも打音が出るようになりました。いずれも20km/h以下でハンドル操作に関係なく発生。またやっかいなことにたまにしか打音が発生しません。それも単発。異音は打音なのでベアリングではなさそうなんだけど音源が特定できず、とりあえずボールジョイント部が緩いような気がしたのでスタビリンクを交換し、ブレーキパッドがローターに当たってるのかなあ・・・?と思いフロントブレーキのオーバーホールもしてみました。でも症状が改善せずギブアップ。2月に入ってからディーラーに持っていってCVTオイルの交換と当たり付けを頼んだついでにタイロッドエンドの動きをチェックしてもらいました。(ガタは無いけどスタビリンク同様ボールジョイント部が緩いような気がしたので)で、タイロッドエンドは交換したほうがいいとアドバイスをうけたので部品を注文。そしてCVTオイルを交換したことで嬉しいことにジャダーは完璧に解消。(CVTオイルを交換するだけでは駄目で当たり付けをしないといけないです)そして後日タイロッドエンドを受け取り交換・・・でもやっぱり異音がします。整備士さんが言うにはロアアームのガタは無いしドライブシャフトでもCVTでもない感じで経験したことがない症状とのこと・・・万事休すか。この日はしばらく様子見ということで帰宅しました。

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この2ヶ月間はいい機会と捉え、集中的に消耗品の交換(さすがに20万キロ目前なので)やメンテナンスをしてきたので特にブレーキの前後バランスは最高にいい状態。それになんといってもジャダーが解消したので快適です。ここまできたらこの異音をなんとかしたい。とうことでダメもとでリビルト品のドライブシャフトをネットで手配しました。手配したドライブシャフトはリビルド品なので期日までに古いドライブシャフトを返送しないといけません。作業に手こずってはいけないので、固着且つ緩めるのに苦労するであろうセンターハブナットを前もって外してみました。まずドライブシャフトの溝にカシメられている部分にタガネやマイナスドライバーを当てハンマーで叩いて起こします。そしてボックスレンチを挿したフレックスハンドルに鉄パイプを嵌めてハンドルを延長。そんで鉄パイプに全体重を乗せセンターハブナットを緩めようとしました。・・・あれっ?緩い。(といってもそれなりの力を掛けないと動きませんが・・・)原因はこれか・・・。カシメられているのでナットが外れることなく、カシメられた点が5mmほどの溝の範囲内で動いていたのだと思います。写真はセンターハブナットを締めてカシメ直したところです。(黄色のマーキングの位置を見てのとおり数ミリ緩んでいたのがわかるかと思います)本来ならナットを交換したほうがいいかと思いますが、今回は遊びがないように3点でしっかりカシメることで流用しました。そして打音はしなくなりました。ちなみに反対側も僅かですが緩んでいました。整備士さんにはホイールナットの緩みは点検したと伝えたのもあってか、まさかセンターハブナットが緩んでいるとは思わなかったようです。僕もまさかこれが原因とは思ってもいませんでした。今考えればもっと早く気付けよ自分と思うけどね。結果オーライです。

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反対側ですがカシメられた位置とマーキングの位置を見れば緩んでいないと判断しちゃいますよね。


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タガネでカシメを起こしているところ。5mm幅の平タガネがあれば便利なのですが。


ホンダ フィット GD1 メンテナンス帳


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