トイレの水がちょろちょろ流れ続ける故障を修理
2015年5月24日
トイレの水は用を足したあとにレバーハンドルを引くことでタンクに貯められた水が流れます。そして空になったタンクに水が補充され一定の高さになると給水が止まります。そのコントロールをしているのがフロート(浮き袋)でタンクが満水の時はフロートが浮くことで給水バルブを閉め、タンクが空になるとフロートが下がり給水バルブが開くようになっています。
タンクが満水の時はフロートが浮いて給水バルブを閉じています。このフロートが上がりきった時に給水バルブが完全に閉じるように調整しないとちょろちょろと給水が続いてしまいます。なおタンクが満水なのに便器に水がちょろちょろ流れている場合はフロートバルブ(排水弁)が劣化して水漏れしている可能性があります。
タンクの蓋(手洗いカラン)はプラ製のホースで繋がっています。グリグリと引っこ抜くだけで簡単に抜けるかと。タンクはついでに洗います。特に内側の汚れを落としておきます。
レバーハンドルを引いてタンク内の水が空になったところ。フロートが下がり給水バルブが開き給水されています。全開時は水圧が高いので手洗いカランからも手洗い用に水が出ます。
フロートとバルブ駆動部の汚れを落としスムースに動くようにします。今回フロートとボールタップ部を繋いでいる銅製の配管を交換しました。水位をフロートで調整する場合は写真のようにパイプの中間部で曲げなくてはいけません。最初のほうの写真は根本のネジ部で曲がっていますがこれはダメです。(業者さんはこういうことしないと思うのですが・・・)
これはトイレの元栓です。タンク内の掃除や修理をする時は閉じて作業します。またこのバルブで水量調整をします。