加湿器選び-スチーム式とヒーターレス式で電気代に大きな差がでます
若いうちはそれほど気にならなかった冬の乾燥も、年齢を重ねるうちに肌の乾燥などいろいろ気になってきます。昔は石油ストーブの上に水を入れたやかんを置いて乾燥を防いでいたのですが、エアコンや電気ストーブではそれができません。
そこで加湿器の登場となるのですが、一般的に加湿器といえば蒸気が出るタイプをイメージすると思います。これはスチーム式と言って、水を沸騰させて蒸気を発生させています。このスチーム式の特徴はまずは加湿能力が高いということ。それと安価で音がほとんどしない。ただし電気代はかなりかかります。次に気化式(ヒーターレスファン式)。こちらはとにかく電気代が安くすみます。しかし湿ったスポンジなどに風を当てて加湿するので能力が低いのとファンの音が気になる、またサイズも大きくなるという欠点があります。値段も高いです。
■ヒーターレスファン式加湿器 三洋電機 CFK-VW03C(W)
12月に入り、手がカサカサになり唇もカサカサしだしたので、木造6畳用として、三洋電機のCFK-VW03C(W)を購入しました。ベイシア電気店頭で10,000円弱だったと思いますが、購入当日はこれといって決めて行ったのではないので、店頭ではかなり迷うことに・・・。値段もそうですが、ヒーターレスファン式は構造上、どうしてもサイズが大きくなります。値段的にも数千円程度で済み、且つコンパクトなスチーム式にするか・・・。結局、電気代の安さでヒーターレスファン式に決定しました。しかしちょっと後悔することになりました。サイズが大きくなるのが嫌で、使用するのは木造6畳なのに、木造は4.5畳までのCFK-VW03C(W)にしてしまったのです。(サイズは高さ320mm×幅320mm×奥行175mm)やはり能力不足でファンが全開の状態の時が多く音が気になります。これを読んだ皆さんはカタログどおり使用環境に合った機種を選択してください。あと、加湿量は270mL/hでタンク容量が2Lなので、全開状態だと8時間程度で空になります。サイズというかタンク容量も機種選択のポイントになると思います。僕の場合は給水の手間もかかることに・・・。反省です。
■スチーム式加湿器 森田電工 ML-T30B
こちらはスチーム式です。ネットでの実売価格は4,000円前後で、サイズは幅263mm×奥行121mm×高さ245mm。加湿量は300mL/hでタンク容量は3Lなので、全開運転でも10時間以上無給水で大丈夫のようです。消費電力は250W。
■電気代を比較してみる
では、上記2機種の電気代を比較してみましょう。先に記したとおり、ヒーターレスファン式は電気代が圧倒的に安上がりです。強運転時でも消費電力は15Wですから24時間1ヶ月フル運転でも200円前後です。これがスチーム式だとどうなるか?消費電力は250W、同じく1ヶ月フル運転で3,300円になります。
■どちらを選択すべきか?
これだけ電気代に差がつくと・・・僕はヒーターレスファン式を選びますがみなさんはどちらを選びますか?
寝室に置くなら静かなスチーム式のほうがよいかとは思いますが・・・。スチーム式は湯気を見るだけで潤ってる~って感じるしコンパクト。電気代以外はヒーターレスファン式に勝っていると思うのですがね。