しじみ・あさりの砂抜き
2012年11月15日
2022年12月9日
酒飲みとしてしじみを欠かさず摂るようにしているのですが、しじみの砂抜きをしっかりやらないと身を食べるときに口の中がジャリジャリすることになります。ではどうすればきれいに砂を吐いてくれるか。やっぱり生息していた場所の塩分濃度に合わせてあげるのが一番です。といっても自分で取ってこない限りわかりませんよね。しじみはだいたい1%、あさりは3%程度が良いそうです。濃度でいうと判りづらいですが1リットルの水にたいし小さじ2杯の塩で1%の濃度となります。写真のようにしじみがベロを出した状態がベストですが、はじめて砂抜きをするなら薄めから試してみてください。そしてベロの出方で濃度を調整すればいいかと思います。なお塩分が濃すぎるとベロを引っ込めて殻を閉じてしまいます。そうなってしまったら水で薄めましょう。あと真水でびっくりさせて短時間で吐かせる方法もあるようですが長く真水に入れておくと死んでしまいます。
しじみを適切な塩分濃度の水に入れて静かで薄暗い所(真っ暗だと寝てしまうようです)、かつ直射日光の当たらない所に半日から一晩置いておけば、ほぼ砂を吐かせることができます。夏場や汚れが酷い場合は途中水を入れ替えるといいと思います。そして砂抜きが終わったらしじみ同士を軽く擦るようにして表面の汚れを落とします。また死んだ貝も取り除きます。生きた貝は手で触ると閉じますが死んだ貝は開いたままでベロも外ではなく中にあるままです。ここまでで下処理は完了です。このまま味噌汁にして食べてもOKですが冷凍にして一晩寝かせると更に旨みが増します。冷凍での保存期間は数ヶ月と長く持つそうです。
しじみは写真のような底が平らなザルで砂抜きをするとよいかと思います。